【独自】政治資金監査の第3者機関「民間からスタートし権限強い行政府などへ移行を」自民・政治改革実務者 大野敬太郎衆院議員 単独インタビュー全文
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解説今後の自民党の政治とカネとの向き合い方を知るうえで大変重要なインタビュー。分量はやや多いが一読の価値あり。政治資金規正法改正に関連して、政治とカネの問題について将来の不正抑止と透明性改善部分、「第3者機関」と呼ばれているものの今後に言及し参考人意見陳述のなかでも東大谷口先生案と中大中北先生案を軸に関心を向けている様子がうかがえる。 2点付記するとすれば、第1に疑惑の当事者としての視点と説明責任をどう果たすかという点が抜け落ちている。第2に歴史的にも半ばガス抜き的に設置された政治倫理審査会が説明責任を果たす場としてほとんど機能しないことがこの間、明らかになり、原則非公開とされる点など、改革が必要に思われる点にもほぼ言及されていない。 過去を振り返ってみても、また直近の旧文通費の進まない改善をみても、政治とカネの改革は国民の関心がないと進みづらい。引き続き関心を向けていくことが重要だ。
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博士(政策・メディア)。専門は社会学。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、独立行政法人中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授、東京工業大学准教授等を経て2024年日本大学に着任。『メディアと自民党』『情報武装する政治』『コロナ危機の社会学』『ネット選挙』『無業社会』(工藤啓氏と共著)など著書多数。省庁、地方自治体、業界団体等で広報関係の有識者会議等を構成。偽情報対策や放送政策も詳しい。10年以上各種コメンテーターを務める。
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