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小澤善哉

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公認会計士・税理士

報告

補足数年前に話題になったチュートリアル徳井義実さんの無申告問題と本件とでは、大きく違う点が有ります。  その違いとは、徳井さんは税務調査後に自主的な申告と納税を行うことで、それ以上は不問に付されたのに対して、本件では所得税法違反として国税局から告発されている点です。  税務調査中に、単なるミス、無知、怠慢によるものなのか、悪質な脱税行為なのか、調査官が探りを入れてくることが有ります。詳しいことは分かりませんが、徳井さんの時は前者と認定され、本件では後者と認定されたものと推察されます。  なお、2024年1月より、無申告による追徴税額の高額部分(税額3百万円超)に対する無申告加算税の10%割増し、繰り返し(3年連続)行われる無申告に対する新たな特定無申告加算税(10%)制度の創設など、無申告に対するペナルティは強化されています。自分は無申告かもしれないという自覚がお有りの方は注意しましょう。

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    お金の先生/C FP/証券アナリスト/IFA

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コメンテータープロフィール

法人・個人の税金をはじめ、相続、会計、法律、経営などジャンルを問わず相談できるオールラウンドプレイヤー会計士を自負。「人の役に立つ仕事がしたい」「毎日ドキドキワクワクしたい」という思いで、日々仕事にまい進中。「なぜ犬神家の相続税は2割増しなのか」「ひとめでわかる株・FX・不動産の税金」(いずれも東洋経済新報社刊)など著書多数。1990年東京大学経済学部卒業。1997年に7年間勤めた監査法人を辞めて独立開業、現在は銀座で小澤公認会計士事務所を開設している。国土交通省「合理的なCRE(企業不動産)戦略の推進に関する研究会」ガイドライン作成ワーキング・グループ委員を歴任。

小澤善哉の最近のコメント

  • 小澤善哉

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