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太田差惠子

太田差惠子

認証済み

介護・暮らしジャーナリスト

報告

見解「俺らしく」、多くの方にとって憧れの言葉なのではないでしょうか。 子どもはいらっしゃらないそうですが、たとえ子どもがいたとしても、子どもには、親の「親らしく」を推測するのは難しい作業となります。 親が弱ってきたり、亡くなったりした際、どう片付けていいのか頭を悩ませる子世代はとても多いです。 結果、子の考えで行動することとなり、「親らしく」とはならないこともあるでしょう。 以前取材した80代の女性は、お子さんはいるのですが、「所詮、子にとっては他人ごととなるから」と自分の意思で、”自分らしく”自身の身のまわりの整理をされていました。 介護が必要になると、身のまわりの整理をすることは難しくなりがちです。 子どもがいる、いないにかかわらず、なにが「自分らしい」かを考え、少しずつ行動することが大切だと思います。 中尾彬さんのご冥福をお祈りいたします。

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  • 竹内豊

    行政書士

    補足公正証書遺言は、公証役場で作成します。作成には公証人(裁判官や検察官あるいは弁護士として法律実務に携…続きを読む

コメンテータープロフィール

京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。一方、1996年遠距離介護の情報交換場、NPO法人パオッコを立ち上げて子世代支援(~2023)。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。

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