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岡部卓

岡部卓

認証済み

新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

報告

補足自動車の普及が人びとの利便性をもたらすとともに安全性が損なわれる事象(交通事故、環境悪化等)があらわれている。 国土交通省が高齢者の自動車事故を契機に自動車アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置搭載の義務化の検討に入ったことはよい政策的判断であり、実効性のあるものになることを期待する。 いうまでもなく人びとの生命や健康、生活を守ることはドライバーや歩行者に帰せられる性格のものではなく、安全性の確保のために国土交通省をはじめ中央官庁や自治体等の公的団体が対策を講じる、自動車を製造・販売する企業が率先してその社会的責任を果たしていかなければならない。 高名な経済学者である宇沢弘文が著した書籍の一つとして『自動車の社会的費用』について指摘し、警鐘を鳴らしていることを忘れてはならない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高根英幸

    自動車ジャーナリスト

    見解昨今の高齢ドライバーのペダル踏み間違いによる事故を考えれば、必要な措置とも言えます。すでに多くの新車…続きを読む

  • 安藤眞

    安藤眞

    認証済み

    自動車ジャーナリスト(元開発者)

    提言カタログに「サポカーS」の表示が付いているクルマには、すでに踏み間違い防止システムが付いています。む…続きを読む

コメンテータープロフィール

岡部卓

新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授。貧困・低所得問題を中心として研究・社会的活動を行う。専門は社会保障論、社会福祉論。日本社会事業大学・社会事業学校教員、東京都立大学教授、明治大学教授を経て2024年4月より現職。著書として『生活困窮者自立支援-支援の考え方・制度解説・支援方法』(編 著、中央法規)、『貧困問題とソ ーシャルワーク』(共編、有斐閣)、『生活保護における社会福祉実践』(単著、全社協)等。社会的活動として社会保障審議会委員(厚労省)、神奈川県子ども・若者施策審議会委員、東京都社会福祉協議会理事等

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