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大元隆志

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CISOアドバイザー

報告

補足JAL、NTTドコモ、りそな銀行、みなと銀行、関西みらい銀行、埼玉りそな銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行等、様々な金融機関や生活に欠かせないサービスに対するDDoS攻撃が相次いでいます。 一連の攻撃で不気味なのが攻撃者の狙いが不明確な点です。 通常DDoS攻撃を仕掛ける場合には犯行声明や身代金の要求等が発生しますが、一連のDDoS攻撃の犯行声明等がでておらず、攻撃者が不明です。 昨年10月から日本と米国の合同軍事演習に対する抗議として、日本に対してDDoS攻撃を仕掛けていたNoName057(16)も、年末年始に仕掛けられたDDoS攻撃については声明を出していません。 金融機関に対するサイバー攻撃専門部隊を保有している北朝鮮であれば身代金要求も仕掛けてくると想定されますが、そのような要求があったとも報道されていません。 長期休暇明けも攻撃が継続するのか警戒が必要です。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 森井昌克

    神戸大学 名誉教授

    補足銀行の金融取引自体ではなく、一部のインターネットサービスで障害があったということで、確かに昨年末から…続きを読む

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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