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大元隆志

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CISOアドバイザー

報告

補足本件は2024年3月30日に判明したサイバー攻撃であり、現時点でも「おおむね復旧」ということから約三週間かけても完全には回復出来ていないということになります。ランサムウェアに感染し被害が拡大すると復旧に膨大な時間とコストが必要になるということが本件から読み取ることが出来ます。 復旧が長期化していることもありどのように復旧が行われたのか?にも注目が集まります。単純にシステムバックアップからの復旧に時間がかかっているのか?あるいは一身代金を支払って回復したのか? 万が一身代金を支払ったということであれば、再び被害に遭う可能性もあります。サイバーリーズン社の調査ではランサムウエア攻撃に遭って身代金を支払った企業のうち、8割が再度攻撃を受けたというデータがあります。 HOYA社は過去にもランサムウェアの被害に遭遇しており、今回の攻撃が前回と関係があるのかにも注目が集まります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 森井昌克

    神戸大学 名誉教授

    見解この事案はすべての組織、特に企業にとって大きな教訓となります。その教訓の一つは復旧の困難さです。未だ…続きを読む

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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