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大元隆志

大元隆志

認証済み

CISOアドバイザー

報告

提言本件はあらゆる意味で注目を集めるサイバー攻撃となってしまいました。 まず、ランサムウェア攻撃自体は珍しいものではなく、現在主流な攻撃の一つです。そして、ダークウェブやリークサイトに盗んだ情報が掲載されることも珍しい話ではなく日本企業から盗んだ情報が公開されていた事例は過去にもありました。 しかし、今回のKADOKAWAグループのように犯罪グループが盗んだ情報をSNSで競っうように拡散しあう自体となったのは初めてでしょう。 大規模な震災が発生した時にインプレゾンビと言われる属性の人々がデモも含めて拡散する構図が定番となっていますが、今後は「盗まれた情報を拡散するインプレゾンビ」を想定したセキュリティ対策を検討せざるを得なくなった、という観点では今後も語り継がれる事例となるでしょう。 今後、このような「盗まれた情報についてどこまで触れてよいか?」の整備が必要だと考えます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 森井昌克

    神戸大学大学院工学研究科 特命教授・名誉教授

    解説6月時点で、それが今回のサーバー攻撃によって流出したものであるか否かは別にして(確認できているわけで…続きを読む

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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