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解説10月後半に行われた金沢被告の初公判を取材しました(被告は静岡県在住で犯行現場も静岡ですが、共犯者の関係のためか裁判は京都地裁で行われています)。 金沢被告は保釈されており、現在も会社員と答えていました。反省は薄いように見えました。 今回の追起訴も含め12月には結審の予定です。加害行為の卑劣さに比べ、立件されている件数が少ないこともあり、おそらく執行猶予付き判決が予想されます。 傍聴席には捜査を担当したと思われる刑事2人が座っていていました。この事件は警察が比較的積極的に、被告らの情報をメディアに公開しているように感じます。報道されている以上に被害が深刻なのではないかと予想しています。 昨年の刑法改正で盗撮を取り締まる撮影罪が新設されたものの、初犯では執行猶予付き判決がほとんどで、更生プログラムの受講も義務ではありません。面白半分に盗撮をする人を減らすための策が必要だと感じます。

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  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

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  • 大元隆志

    CISOアドバイザー

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コメンテータープロフィール

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

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