Yahoo!ニュース

小川たまか

小川たまか

認証済み

ライター

報告

見解市教委の「何もお答えすることはない」という対応が疑問です。被害者保護を理由に何も発表しなくていいという対応が常態化してしまうことで、ただでさえ表面化しづらい性被害が「なかったこと」にされる危険を感じます。 教育現場での性被害の発覚が近年続いていますが、被害者保護を理由に加害者の教員の名前や勤務先が伏せられる場合がほとんどです。これは間違いなく「加害者保護」につながっています。 教育現場での性被害を防ぐためにも、被害に遭った児童・生徒や保護者の了解が取れた場合は必ず発表を行う、教員の過去の勤務先での調査を徹底してその結果を公表するなど、性被害が報告された場合の対応を決め、どのような発表を行うのかについて、教育委員会で詳しい指針を示す時期に来ていると思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解被害児童が数人もいると深刻な被害状況にも関わらず、公表もなしに定年前だから退職して終わりでは済まされ…続きを読む

コメンテータープロフィール

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

小川たまかの最近のコメント