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解説現状のドローンは遠隔操作型なので電波妨害に弱く、個別の車両に搭載する小型の電子ジャマーが普及するとドローンが上手く機能しなくなる、そういった可能性があります。 これを回避するためにはドローンにAIによる自己判断のみで戦闘を行う自律戦闘能力を付与することです。そうすれば遠隔操作は必要なく、電波妨害が効かないということになります。ただしそのような自律戦闘能力は敵味方の識別よりも第三者(民間人)の識別が難しく、性能の低いAIで戦場に投入すると無差別殺傷兵器となり国際人道法に違反する可能性が高くなります。 今のところ満足のいく性能の自律戦闘可能なAIは開発できていません。しかし将来的には何時か完成するでしょう。こうして兵器の開発競争の盾と矛のレースは続いて行きますが、国際的にはこのような自律型致死兵器システム(LAWS)は非人道的だと条約で規制しようという動きもあります。

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コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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