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見解私もウクライナ空軍の発表数値を元にミサイル迎撃率の統計データを取っていますが、実際には迎撃率は低下していません。 ○2024年4月:425発(316撃墜、74%) ・高速ミサイル:62発(2撃墜、3%) ・低速ミサイル:71発(55撃墜、77%) ・低速ドローン:292発(259撃墜、89%) ミサイル系に限っても4月は133飛来57撃墜で迎撃率は43%です。先月と傾向に変化はありません。 ウクライナ軍の防空システムの能力が低下したかを判定するならば、パトリオット以外では撃墜できない高速の弾道ミサイルの迎撃率は参考にせず、低速の巡航ミサイルと自爆無人機の迎撃率を見るべきです。最近6ヶ月は低速目標の迎撃率は80~90%と高い数字を維持しており、その前の6カ月も同じです。 ロシア軍が弾道ミサイルを多く発射すれば迎撃率は下がりますが、それはウクライナ防空システムの能力低下を意味しません。

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弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人戦闘兵器、オスプレイなど、ニュースに良く出る最新の軍事的なテーマに付いて解説を行っています。

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