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野口美恵

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スポーツライター

報告

今季の本格的な国際大会のエントリーが発表される直前のタイミングでの会見となります。エントリーに名前があるか無いかで世間を騒がせるのではなく、しっかりと自分の口から決意を表明したいという羽生選手の気遣いと信念が感じられます。 ファンタジーオンアイスでの演技は、ダンスに磨きをかけた新境地でもあり、新たな飛翔を予感させてくれました。またショーでは、4回転トウループ+トリプルアクセルのシークエンスを入れていましたが、これは今季のルール改正で得点が14点から17.5点に大幅アップしました。2018年に羽生選手自身が世界初成功させたシークエンスでもあり、もし今季の試合で入れれば大きな武器になります。クワドアクセルへの意欲もまだ溢れていることをコメントされていました。 3度の五輪を超え、進退どちらを選んでも偉業に変わりはありません。まずは気持ちが固まったいう事、そのものが嬉しいニュースです。

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コメンテータープロフィール

元毎日新聞記者。自身のフィギュアスケート経験を生かし、ルールや技術、選手心理に詳しい記事を執筆している。日本オリンピック委員会広報としてバンクーバーオリンピックに帯同。ソチ、平昌オリンピックを取材した。主な著書に『羽生結弦 王者のメソッド』『チームブライアン』シリーズ、『伊藤みどりトリプルアクセルの先へ』など。自身はアダルトスケーターとして樋口豊氏に師事。11年国際アダルト競技会ブロンズⅠ部門優勝、20年冬季マスターゲームズ・シルバー部門11位。

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