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野口晃菜

野口晃菜

認証済み

博士(障害科学)/インクルージョン研究者

報告

解説インクルーシブ教育とは、現在の非障害者を中心とした教室、カリキュラム、文化を障害のある子どもがいることを前提として変革していくこと。そして記事にあるように、障害のみでなく、性的マイノリティ、その他にも多様な養育環境、ルーツ、言語など、マイノリティ性のある子どもがいることを前提として変革していくことが求められる。その際に本記事のようにさまざまなマイノリティ当事者の意見を反映することが重要。不登校状態の児童生徒が増加している現状に対し、マイノリティ性を切り分けて縦割りで考えるのではなく、「現在の学校における障壁をどう解消するか」といった視点を持ち横断的に検討を進める必要がある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡部卓

    新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

    見解障がい児教育のあり方を問うよい記事である。 障がい児等にはどのような学びの場が保障されるべきか。こ…続きを読む

コメンテータープロフィール

野口晃菜

博士(障害科学)/インクルージョン研究者

一般社団法人UNIVA理事/国士舘大学非常勤講師。小6でアメリカへ渡り、障害児教育に関心を持つ。その後筑波大学にて多様な子どもが共に学ぶインクルーシブ教育について研究。小学校講師を経て、株式会社LITALICO研究所長として、学校・少年院等との共同研究や連携などに取り組み、その後一般社団法人UNIVAの立ち上げに参画、理事に就任。インクルージョン実現のために研究と実践と政策を結ぶのがライフワーク。経産省産業構造審議会教育イノベーション小委員会委員、文科省新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議委員、日本LD学会国際委員など。共著に「発達障害のある子どもと周囲の関係性を支援する」など

野口晃菜の最近のコメント

  • 野口晃菜

    博士(障害科学)/インクルージョン研究者

    提言「差別はダメ」と誰もが学ぶのに、このようなあからさまな差別を地域住民がする要因は、そもそも障害のある…続きを読む

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  • 野口晃菜

    博士(障害科学)/インクルージョン研究者

    補足2014年に障害者権利条約に批准してからもうすぐ10年。去年、障害のある子どものインクルーシブ教育を…続きを読む

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