解説仮に今回の地震のマグニチュードが、あと0.2大きかったら(マグニチュード6.8以上だったら)、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表することを決めています。調査中が発表された場合は、個々の状況に応じて避難等の防災対応を準備・開始し、今後の情報に注意することが求められます。また、地震発生から最短2時間後に、観測された異常な現象の調査結果が発表され、プレート境界で異常な滑りを観測したりした場合は、「臨時情報(巨大地震注意)」が発令されます。 巨大地震注意が発表された場合は、事前の避難は伴いませんが、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備が求められます。南海トラフ地震が発生しなくても、こうした情報が発表された際の行動をしっかり確認しておくことが重要です。
コメンテータープロフィール
平成19年に危機管理とBCPの専門誌リスク対策.comを創刊。数多くのBCPの事例を取材。内閣府プロジェクト平成25年度事業継続マネジメントを通じた企業防災力の向上に関する調査・検討業務アドバイザー、平成26年度~28年度地区防災計画アドバイザー、平成29年熊本地震への対応に係る検証アドバイザー。著書に「被災しても成長できる危機管理攻めの5アプローチ」「LIFE~命を守る教科書」等がある。
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