補足2016年の台風10号では大きな被害が出ましたが、今回はそれを上回る雨量が予想され、さらに台風の進行スピードが遅いため、長時間にわたる影響が懸念されます。 南海トラフ地震臨時情報だけに気を取られずに、東北地方は、台風の対策を万全にして下さい。ハザードマップで、浸水や土砂災害などの危険エリアを確認し、エリア内にいる人は事前避難を。それ以外の方も、停電を想定して準備をして下さい。例:暑さ対策としてペットボトルを凍らせておく、クーラーボックスを用意しておく(その他、洗濯を早めにしておく、お米は多めに炊いておくなど)など、台風前にできることを実施して下さい。 東日本大震災後の復興住宅などにお住まいの方は、せっかく再建した家が再び被災するようなことは考えたくないと思います。しかし、どうか命を守ることを再優先に考えてください。 政府・自治体も、台風被害がでることを前提に、即応体制をとるべきです。
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コメンテータープロフィール
平成19年に危機管理とBCPの専門誌リスク対策.comを創刊。国内外500を超えるBCPの事例を取材。内閣府プロジェクト平成25年度事業継続マネジメントを通じた企業防災力の向上に関する調査・検討業務アドバイザー、平成26年度~28年度地区防災計画アドバイザー、平成29年熊本地震への対応に係る検証アドバイザー。著書に「被災しても成長できる危機管理攻めの5アプローチ」「LIFE~命を守る教科書」等がある。