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中溝康隆

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スポーツライター

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見解「これまで毎年怪我ばかりして1軍のチャンスを自分から逃してきた。とにかく怪我だけはしたくないんです」 2016年春、巨人宮崎キャンプで立岡選手にインタビューをした際、そう口にしていたのが印象深いです。 巨人トレード移籍直後に守備で左肘靭帯損傷の重症を負ってしまいましたが、15年シーズンにブレイク。25歳の立岡選手は「1番中堅」に定着すると103安打を放ち、規定打席不足ながらも打率.304、16盗塁を記録しました。4倍増の年俸3600万円の使い道を聞くと、「スーツをオーダーメイドで作りました。スーツでの移動や人前に出ることも多いので」と爽やかに笑っていました。 近年は怪我に泣きましたが、ジャイアンツ球場で泥にまみれるベテランの姿は、若手選手たちのいい見本になったと思います。16年間、お疲れさまでした。

コメンテータープロフィール

1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2010年開始のブログ『プロ野球死亡遊戯』が話題に。『文春野球コラムペナントレース2017』では巨人を担当し初代日本一に輝いた。主な著書に『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)、『現役引退』『令和の巨人軍』(新潮新書)ほか。新刊『プロ野球 助っ人ベストヒット50 地上波テレビの野球中継で観ていた「愛しの外国人選手たち」 』(ベースボール・マガジン社)も絶賛発売中!

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