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中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

解説政権交代の可能性が高まっている現在の立憲民主党にとって世代交代以上に重要なのは、政権担当能力を示すこと。したがって、今回の代表選で民主党政権を実際に担った野田元総理や枝野元官房長官に期待が集まるのは、当然だと思います。また、この記事でいう第2世代は、まだ60代。野田氏にせよ、枝野氏にせよ、若くして政界入りしているので、自民党の総裁選の候補者と比べて決して高齢とはいえません。 民主党系にとっての悲劇といえるのは、細野豪志、山尾志桜里、蓮舫といった第3世代の期待の政治家が次々と躓き、自民党に転じたり、議員を辞めたりしたこと。さらにいえば、民主党政権が崩壊後、2010年代に政界に入ってきた第4世代が、その間の合従連衡もあって、十分に育っていません。そうした意味で、代表を担える女性議員を育てることをはじめ、人材育成が急務であることは間違いありません。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鈴木崇弘

    政策研究者、PHP総研特任フェロー

    補足近年、また与党自民党に対する批判は高まっており、世論調査だけみると、政権交代も起こりうる状況にはある…続きを読む

コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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