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中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

解説泉氏が立憲民主党の代表に就任したのが、2021年11月。それから3年近くが経ち、大部分が苦しい局面でした。特に2022年7月の参院選では議席を減らすとともに、比例区で維新を下回り、その結果、中堅若手中心の執行部を変え、岡田幹事長、長妻政調会長、安住国対委員長というベテラン中心の布陣にせざるを得ませんでした。 自民党の派閥の裏金問題と、万博問題などによる維新の失速で、ようやく衆院3補選で優勢という局面を手に入れました。ここで勝ち切ることができるか。泉代表にとっては最大の勝負所だといえます。 発信力が弱いとか色々な批判もありますが、私が知る限り、派手で攻撃的な発言はなるべく避けようとしておられる。真面目な人柄で、普通の庶民の目線を持っておられます。そのあたりが有権者に積極的に評価されるようになるといいのですが。

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  • 米重克洋

    JX通信社 代表取締役

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コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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