見解日本には多くのAV家電メーカーがありますが、ブランド力を高め、高価格帯の製品の開発・販売に注力してきた企業が中心でした。しかし船井電機は、90年代からディスカウントストアの家電コーナーを見据えたコストパフォーマンス戦略に専念。当時のLGエレクトロニクスやサムスンといった韓国メーカーの格安なAV機器と競い合っていました。 世界的なテレビ需要の下落とともに業績を下げていった船井電機ですが、美容事業に新しい道があると見ていたのでしょう。2019年に自社ブランドでネイルアートプリンターを売り出します。その流れで2023年4月に美容関連事業のミュゼプラチナムを買収したものと考えられますが、1年弱で売却しています。 世間の需要が次々と変わるなか、古くからのビジネスフレームワークに頼ってきたハードウェアメーカー企業の生き抜き方として、他分野への挑戦以外の方法があったのか。その点を考えてしまいます。
コメンテータープロフィール
むしゃりょうた/Ryota Musha。1971年生まれ。埼玉県出身。1989年よりパソコン雑誌、ゲーム雑誌でライター活動を開始。現在はIT、AI、VR、デジタルガジェットの記事執筆が中心。元Kotaku Japan編集長。Facebook「WEBライター」グループ主宰。
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