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村山慶輔

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(株)やまとごころ 代表取締役/インバウンド戦略アドバイザー

報告

見解訪日観光客の増加は日本経済に大きく貢献しており、地域活性化の可能性を秘めています。しかし、混雑や宿泊費高騰による日本人旅行者の減少や地元文化への影響といった課題も深刻です。これに対応するには、地域が「どのような観光地でありたいか」を明確にし、訪日客と日本人旅行者、地域住民が共存できる仕組みを作ることが重要です。例えば、訪日客を地方へ分散させるための交通やプロモーション施策、地元文化を保護しつつ新しい魅力を創出する観光資源開発が必要です。さらに、観光客の増加による負担軽減の仕組みや、観光税の活用による持続可能な運営体制も求められます。こうした具体策を実行することで、経済効果を最大化しつつ、各ステークホルダーが満足できる観光地を目指すべきです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 石川智久

    日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

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  • 橋賀秀紀

    トラベルジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

村山慶輔

(株)やまとごころ 代表取締役/インバウンド戦略アドバイザー

神戸市生まれ。米国ウィスコンシン大学マディソン校卒。卒業後、アクセンチュア(株)を経て、2007年インバウンド観光に特化したBtoBサイト「やまとごころ.jp」を立ち上げ、観光事業者・自治体向けに情報発信、教育・研修、コンサルティングサービスなどを提供。国や地域の観光政策に広く提言を行うほか、メディア出演や執筆も多い。近著に『観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード 』(プレジデント社)がある。東京都立大学非常勤講師。観光バリューアップ実践会主宰。

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