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橋賀秀紀

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トラベルジャーナリスト

報告

補足日本の観光都市がインバウンドの急増に苦慮しているニュースを耳にすることが多い。ただし、これは日本に特有の問題ではない。 評者が昨年10月にラグビーワールドカップ観戦のためにパリに訪れた際、地下鉄に乗った乗客の半数以上は観光客ではないかという状況に遭遇したことがあった。パリは日本よりもはるか前から、こうしたインバウンドの影響を受け続けてきているし、そのなかにはもちろん日本人観光客も含まれている。 世界的な中間層の急増にともない、海外旅行者は世界全体で増え続けている。幸い日本は国際的にみれば国土は小さいとはいえず、外国人に知られていない観光地はまだまだたくさんある。 混雑した観光地に行くことはインバウンドの旅行者にとっても望ましいことではない。少しでもこうした旅行者が分散するよう、行政や観光業者は知恵をしぼってほしい。

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  • 村山慶輔

    (株)やまとごころ 代表取締役/インバウンド戦略アドバイザー

    見解訪日観光客の増加は日本経済に大きく貢献しており、地域活性化の可能性を秘めています。しかし、混雑や宿泊…続きを読む

  • 石川智久

    日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

    補足インバウンドは確かに日本経済にとって大きな起爆剤となっています。一方で、この記事にある通り、インバウ…続きを読む

コメンテータープロフィール

東京都生まれ。早稲田大学卒業。国内の近場旅行からアフリカの小国、LCCからファーストクラス、ゲストハウスからアマンリゾートまで旅行全般について利用者目線で論じる。著書に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載したほか、東洋経済オンライン、文春オンラインなどに寄稿している。

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