見解今季の宇佐美貴史選手の好調ぶりは目を見張るものがあります。26日の鹿島戦後も「今季に向けて沢山のことを変えました。トレーニング的なところもそうですし、メンタル的な部分など、本当に1つや2つじゃない。（体重を5キロ落としたことも）今はもう減らないようにするので精一杯。すぐ減っていっちゃうんで、もう食べないと食べないとっていう感じで。今はやりやすいですね」と自らのパフォーマンスを引き出す最適解に近いところまで到達した様子。32歳になってもここまで復活できるということを知らしめたことに大きな意味があると思います。そのうえで首位を目指してほしいところ。今日30日の町田ゼルビア戦はガンバにとって今季を左右する大一番。宇佐美選手がホームで躍動すれば自ずと結果がついてくるはず。さらにここから彼がシーズン通してフル稼働してくれれば、多くの30代選手の希望になるでしょう。大いに期待したいものです。
コメンテータープロフィール
１９６７年長野県松本市生まれ。千葉大学法経学部卒業後、業界紙、夕刊紙記者を経て、９４年からフリーに。日本代表は非公開練習でもせっせと通って選手のコメントを取り、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは94年アメリカ大会から7回連続で現地へ赴いた。近年は他の競技や環境・インフラなどの取材も手掛ける。
