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桃田健史

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自動車ジャーナリスト

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見解さて、困った。 市場縮小は、トヨタにとってあるていど想定内だっただろうが…。 2010年代後半からの、ESG投資(環境・ソーシャル・ガバナンスを重視する投資)の加熱に対する「揺り戻し」が考えられた。 その上で、ハイブリッド車のシェアが高いトヨタは、新規EVの生産・市場導入時期を今後調整していくわけだが、EV市場が次の段階で拡大するのはいつか、その速度はどうかを予測することが、極めて難しい状況だ。 様々なパワートレインを、国や地域の社会情勢や市場性に合わせてフレキシブルに運用する、マルチパスウェイを継承していくにしても、その中でEV関連投資は極めて大きく、国の支援などを受けて進めている段階。 いまは、短期的には一旦「引く局面」だが、次の市場変化に向けた「初動」をどう読み解くか? グローバルで不確定要素が併存する中、トヨタの悩みは多い。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井上久男

    経済ジャーナリスト

    解説記事にもある通りEVの需要が落ちているので、それに合わせるということなのだろう。さらに米国大統領選挙…続きを読む

コメンテータープロフィール

専門は世界自動車産業。周辺産業として、エネルギー、IT、高齢化問題などをカバー。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、自動運転、情報通信のテレマティクス、高齢ドライバー問題や公共交通再編など。日本自動車ジャーナリスト協会会員。福井県永平寺町エボルーション大使。

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