トヨタとNTT 自動運転の技術開発で提携 数千億円規模
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見解自動車業界の現状を見れば、当然の流れ。 自動運転に限らず、「クルマx通信」の領域で、日系メーカーは次のステップを踏むべき時期。 近年、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)に注目が集まるも、 その定義が曖昧で、具体的なビジネスの姿が見えてこない状況。 自動運転も、そうしたSDV領域に組み込まれる、という図式とする自動車メーカーが増えている。 また、自動運転について、日本は国家プロジェクトとして、高精度地図への投資を強めるなどしてきたが、ここへきて自車カメラで得た画像データをAIを活用して自動運転を高度化させる動きが欧米を中心に進化。 一昨年あたりから、欧米のIT系企業(および通信大手)の日本への売り込みが目立つ。 そうした中、トヨタxNTTが連携強化に動くのは十分理解できる。 2社は2020年3月に業務資本提携発表後、具体的な事業化の動きが見えていなかった。
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専門は世界自動車産業。周辺産業として、エネルギー、IT、高齢化問題などをカバー。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、自動運転、情報通信のテレマティクス、高齢ドライバー問題や公共交通再編など。日本自動車ジャーナリスト協会会員。福井県永平寺町エボルーション大使。