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桃田健史

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自動車ジャーナリスト

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見解「子どもがひとりでタクシーに乗るなんて、なんと贅沢な」。 そんな感覚を持つ人もいるだろう。 また、全国各地の地域公共交通について取材していると、自宅近隣の家庭がタクシーで帰宅すると「◯◯さんのお宅は、生活に余裕があって…」といった目で周囲から見られることがある、という声を聞くことが何度もあった。 つまり、自宅や仕事場から目的地に直接移動できるという利便性に対して、バスや鉄道に比べて料金が高いことが「贅沢」と捉えられるのだ。 また、自家用車を運転するのではなく、運転手さんに運転してもらうことが 「贅沢」という解釈である。 一方、いわゆる交通空白地域において、既存の交通機関だけではなく、タクシーやタクシーを応用した手段を「総動員」する、公共交通のリ・デザイン(再構築)を国が地方自治体に対して推奨しているところだ。 そうした中で、海外生まれの「子ども向け移動サービス」が日本導入に至った。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 山口健太

    ITジャーナリスト

    解説日本のタクシーは保護者の同意があれば子どもだけで乗っても問題ないようですが、Uberは規約上、18歳…続きを読む

コメンテータープロフィール

専門は世界自動車産業。周辺産業として、エネルギー、IT、高齢化問題などをカバー。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、自動運転、情報通信のテレマティクス、高齢ドライバー問題や公共交通再編など。日本自動車ジャーナリスト協会会員。福井県永平寺町エボルーション大使。

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