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宮下公美子

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認証済み

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

補足最後の9ヶ月を自宅で共に過ごせたのは、ベニシアさんにとっても梶山さんにとっても、とても良い選択だったと思います。 覚悟を決めれば自宅でケアできたのにと、梶山さんはグループホームへの入居を後悔されているようですが、離れて暮らした期間があったからこそ、「自宅で最期を」と思えたのかもしれません。 8年間の介護を本にしたのも、梶山さんにとってとても良かったと感じました。過去を振り返って文章にまとめることで、たとえ辛い体験があってもそれを客観視し、体験や選択の意味を改めて評価し直せるからです。 誰しも、後から振り返ると「もっとこうしていれば」と感じることはあります。しかし、「その時の自分」にとっては「その選択しかない」ものです。それは「その時の最善」でもあり、「その時の自分の限界」でもあります。 そう考え、過去の選択に囚われすぎず「自分を許す」のも大切なことです。

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  • 河合薫

    健康社会学者(Ph.D)

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コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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