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宮下公美子

宮下公美子

認証済み

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

見解自閉症のある子どもの動画配信については、自閉症に対する理解の問題と、意思確認ができない子どもの動画を親が配信する是非が、併せて論じられているようです。 個別性が高く、第三者に理解されにくい自閉症への理解を広める上で、動画配信は有効です。またオープンに発信することは、認知症本人やヤングケアラー本人の言葉、生活の紹介によって、社会的理解が広まったことを考えると、その意義は理解しやすいと思います。 一方で、本人の意思に基づかない子どもの動画配信については、慎重な判断が必要なのも事実です。多くの指摘があるように、動画が公開されることについての本人の意思確認ができない、あるいは判断能力が未発達であるなどの理由から、そのリスクを親が十分に検討する必要があります。 それを考慮してなお親が「動画配信することはリスクを上回るメリットがある」と判断したのなら、それを第三者が止めるべきなのかとも思います。

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  • 藤野智哉

    精神科医

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コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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