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宮下公美子

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介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

見解お母様の千里さんは、みずきさんをどのように支えていったらいいのか、手探りの連続だったことと思います。しかし、みずきさんと共にあり、その変化を細やかに見つめていたことで、試行錯誤しながらより良い環境づくり、支援を見出していったことが、とてもよく伝わってきました。 支援のプロである対人援助職は、ともすると「支援者的正解」にこだわり、支援対象者にそれが「最善」であるかのように提案してしまうことがあります。 しかし「正解」は流動的であり、支援対象者は環境と経験の中でどんどん進化、成長していきます。 そのことを、みずきさんが改めて教えてくれたように思います。 そして、おそらく障がいの有無にかかわらず、苦手を克服するより、「好きなこと」「やりたいこと」に取り組んでいくほうが、その人の可能性を伸ばしていくことも。 これからの支援を考えていく上で、非常に示唆に富んだ記事でした。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡部卓

    岡部卓認証済み

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    新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

    補足自分の興味関心のあることや好きなことを見つけ、それを育て伸ばしていく。それは、障がいの有無・程度に関…続きを読む

コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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