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岡部卓

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新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

報告

補足自分の興味関心のあることや好きなことを見つけ、それを育て伸ばしていく。それは、障がいの有無・程度に関わらない。 障がいのある少女は料理作りに興味関心を持ち、お菓子作り、ケーキ作りに没頭するようになり、お菓子工房を開き、本を出版するまでになる。そこには、障がいを克服しチャレンジしていく姿勢・態度ではなく、好きなことを大切にし、自分の障がいと向き合い試行錯誤を繰り返すなかで成長していく姿が見えてくる。 本記事では、障がいから考えるのではなく、自分の興味関心、可能性を発見し、それを引き出すなかで、当事者や家族、関係する人が障がいとどう付き合い、成功体験を積み上げていくかの大切さを伝えている。 社会の中には多様な人びとが暮らしている。そのことについても示唆を与えるよい記事となっている。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 宮下公美子

    介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

    見解お母様の千里さんは、みずきさんをどのように支えていったらいいのか、手探りの連続だったことと思います。…続きを読む

コメンテータープロフィール

岡部卓

新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授。貧困・低所得問題を中心として研究・社会的活動を行う。専門は社会保障論、社会福祉論。日本社会事業大学・社会事業学校教員、東京都立大学教授、明治大学教授を経て2024年4月より現職。著書として『生活困窮者自立支援-支援の考え方・制度解説・支援方法』(編 著、中央法規)、『貧困問題とソ ーシャルワーク』(共編、有斐閣)、『生活保護における社会福祉実践』(単著、全社協)等。社会的活動として社会保障審議会委員(厚労省)、神奈川県子ども・若者施策審議会委員、東京都社会福祉協議会理事等

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