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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

報告

解説ネタニヤフ首相の演説が始まると、各国の代表が次々と席を立ち、抗議の意を示した。ガザでの死者は判明している限りでも、4万2千人、レバノンでの死者は今週だけで700人に及んでいる。 ネタニヤフ首相の前に演説したのはスロベニアのゴロブ首相だったが、演台を拳で叩きながら、ネタニヤフ首相を名指しし、「この戦争をいますぐやめろ」と訴え、議場から大きな拍手が沸き起こった。国連の度重なる停戦決議や占領終結を求める決議にもかかわらず、多くの市民を巻き添えにした軍事行動を続けるイスラエルへの反発を、「反ユダヤ主義」に読み替えることこそが「茶番劇」ではないだろうか。国際社会では通用しない。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鈴木一人

    東京大学教授/地経学研究所長

    解説イスラエルは常に自らへの批判を「反ユダヤ主義」に結びつけることで、あらゆる批判をかわせると考えている…続きを読む

  • 錦田愛子

    慶應義塾大学法学部教授

    解説昨年のガザでの戦争が始まって以来、国連はグローバル・サウスの国々を中心としたイスラエル批判の場となり…続きを読む

コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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