見解「大雨や猛暑、干ばつなど世界的な異常気象による原材料の価格高騰を受けた値上げ」とのことだが、国内でも未だに天候不順による野菜の高騰が続いている。しかも、今年の夏は猛暑が予想されており、野菜についてはその影響も気になるところだ。さらに、政府の電気・ガス代補助が5月使用分までで終了するが、値引きの恩恵を受けていた企業も同様で、光熱費上昇分が製造コストの押し上げ要因になりかねない。そのため、新たな値上げに踏み切らざるを得ないケースもあるのでは。 6月給与から定額減税が行われるが、給付金と違い、手取りが増える形で還元されるだけに、給与振込口座のお金を無意識に使ってしまいがちだ。政府が「減税分は給与明細に明記を」と指示したのだから、その金額分はでえきるだけ家計費に回すようにしたい。結局そのまま食費光熱費に消えてしまい、新たな消費喚起にはなりそうにないが…
コメンテータープロフィール
『レタスクラブ』『ESSE』など生活情報誌の編集者として20年以上、マネー記事を担当。出版社退職後は、「貯め上手な人」「貯められない人」の家計やライフスタイルを取材・分析した経験をもとに貯蓄・節約アドバイスや執筆を行う。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をモットーに、雑誌ほか各メディアで活躍中。著書に『定年後でもちゃっかり増えるお金術』『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(以上、講談社)。『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)。
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