値上げの年と言われた昨年は、食費だけで月5000~6000円の負担が増えるという試算だった。今年はさらに2000円アップとなれば合計で7000~8000円と、家計の見直しや細かな節約だけでどうにかなるラインを越えてしまう。さらに2023年10月には酒税改定が予定されており、ビールの酒税は下がるが第三のビールのほうが上がるため、庶民の味方だった「安いビール系飲料」も値上げになるだろう。外食が削られるため外食産業が回復しきっていないという調査データもあり、食の節約志向はさまざまな業種にも影響を及ぼしかねない。せめて政府の電気代軽減策は今年いっぱいは続けてほしいものだ。
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コメンテータープロフィール
『レタスクラブ』『ESSE』など生活情報誌の編集者として20年以上、マネー記事を担当。出版社退職後は、「貯め上手な人」「貯められない人」の家計やライフスタイルを取材・分析した経験をもとに貯蓄・節約アドバイスや執筆を行う。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をモットーに、雑誌ほか各メディアで活躍中。著書に『定年後でもちゃっかり増えるお金術』『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(以上、講談社)。『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)。
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