解説履正社の高木投手、大阪桐蔭の平嶋投手の両エースと対戦し、勝ちを掴んだ大阪学院大高の戦いぶりは見事です。 とはいえ、まだベスト4。春の頂点に立つにはあと2勝が必要です。 今日のゲームで言えば、大阪桐蔭が先取点を挙げた場面。センター前ヒットで一塁走者の境選手が三塁をまわり一気に生還しましたが、ショートの今坂選手は中継プレーの中で境選手が三塁をまわるのを予想せずに、安易に捕球して気づくのが遅れ、生還を許してしまいました。 今坂選手にとってはこのプレーが悔しく、何とか取り返したい気持ちが強かったようです。 春の大会は夏の大会には直結しませんが、勝って試合を重ねるごとにで大きな経験を積むことができます。 それだけにまた1週間、次の公式戦での試合に向けて練習できるのは、チームにとっても大きなプラスとなることでしょう。
コメンテータープロフィール
1980年大阪府出身。2004年からスポーツライターとなり、スポーツナビ、高校野球ドットコムなどのWEBサイト、『報知高校野球』などの野球雑誌に寄稿している。ABCテレビ『速報甲子園への道』、『熱闘甲子園』、スカイA『明治神宮大会中継』『ドラフト中継』などでブレーン・リサーチとしても活動。2016年からAbemaTVで「U-18野球ワールドカップ」「U-18アジア野球選手権」で中継解説を務める。