見解大阪学院大高はこの春季大会において大阪桐蔭と履正社に勝利しているため、現段階の実力は本物でしょう。 本日敗れた大阪桐蔭は、エースの平嶋投手が先発していたこともあり、ベストメンバーに近い状態でした。 また、大阪桐蔭の近年のプランニングを振り返ると、春季大会でエースを温存し、他の投手の実力をつけていますが、今年は早い段階でエースを公式戦で投げさせている中で、本日の結果を踏まえると、夏は近年稀に見る競り合う予選になることも可能性としてはあるでしょう。 しかし、これまでの戦いぶりを振り返っても、夏に実力をつけてくるのが大阪桐蔭の強さでもあります。 高校野球で甲子園に関連しない春季大会で敗れた際に、話題になるのが大阪桐蔭ブランドの凄さでもあります。 大阪桐蔭と履正社の2強は夏まで時間があるので、盤石な体制でさらに強いチームになることを期待していきたいです。
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コメンテータープロフィール
野球評論家・著作家。これまでに 『巨人軍解体新書』(光文社新書)や『アンチデータベースボール』(カンゼン)、『戦略で読む高校野球』(集英社新書)などを出版。「ゴジキの巨人軍解体新書」や「データで読む高校野球 2022」、「ゴジキの新・野球論」を過去に連載。週刊プレイボーイやスポーツ報知、女性セブン、日刊SPAなどメディアの寄稿・取材も多数。Yahoo!ニュース公式コメンテーターにも選出。最新作は『甲子園強豪校の監督術』(小学館クリエイティブ)。
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