補足2030年代に国内のコメ消費を国産だけで供給できない可能性が指摘されている。米穀卸売業者を主な組合員として組織される全国米穀販売事業共済協同組合は今年の3月約20年後を見据え「米穀流通2040ビジョン」を策定した。背景には、2020年704万トンであった主食用米需要量が、20年後の2040年には493万トンにまで減少すると試算され、組合が危機感を持ったことがあったという。 そのビジョンによると2040年におけるコメ生産者の数は約30万人まで減少し(2020年比65%減)、2030年代に国内のコメ需要量を国産だけでは賄いきれなくなる可能性があるとされる。さらに2040年の米穀流通は営業赤字に転落するとも予想されており、生産者と流通業者への対策と支援が必要な予測となっている。 記事で紹介されているようなコメ農家の苦しい状況への対策はまさに喫緊の課題と言えるだろう。
コメンテータープロフィール
農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。
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