補足おおかたの予想通り、コメの品薄が収まっても価格が高止まりしている。スーパーでは、コメの販売数量が前年を割り込み消費が落ち込んでいる。その背景には8月の買い急ぎによる影響もあったが、消費の落ち込みはコメの消費量のさらなる減少につながる可能性もあり、コメ価格高騰については、政策的課題として取り組むべきと考える。 石破首相は、選挙戦においてコメの生産調整見直しと増産を主張していたが、首相就任後はこれまでの方針を維持する考えを示している。石破政権の今後のコメ政策に注目が集まっている。
コメンテータープロフィール
農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。
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