解説罰金など罰則がないことに不満の声もありますが、まずは「カスハラを許さない」と公的に認めるお墨付きを出すことがスタートです。 そうでなければ「お客様に失礼」とか「接客の心やおもてなし」などという見当違いな価値観を持ち出し、現場を疲弊させる経営者が野放しだからです。 まずは始めましょう。お客目線だけでなく、従業員サイドからの「就業環境を害するものと定義」したことは非常に画期的で、意義があります。 これまで何十年も、何の武器もなく素手で対応を迫られていた現場の環境改善こそが一番大切です。
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コメンテータープロフィール
東北大学特任教授/人事コンサルタント/産業カウンセラー。コミュニケーション専門家として企業研修や大学講義を行う中、危機管理コミュニケーションの一環で解説した「謝罪」が注目され「謝罪のプロ」と命名されるが、実はコミュニケーションとキャリアデザインのWメジャーが専門。ハラスメント対策、就活、再就職支援など、あらゆる人事課題で、上場企業、巨大官庁から個店サービス業まで担当。理系学生キャリア指導の第一人者として、日本初の理系専用キャリアガイドを著わし、理系マイナビ他Webコンテンツも多数執筆。30代に会社を辞め、自費によるロンドン大学大学院留学でキャリアチェンジを果たしたリスキリング先駆者。
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