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増沢隆太

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「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

報告

見解とてもおもしろい実験であり、研究を進める先生と科学を学ぶ学生の姿勢に感銘を受けました。 理系大学院生、特に博士学生の民間企業就職を20年近く支援しています。「基礎研究だから就職できない」、「バイオ系に進むと人生詰む」などの言説が昔からありますが、間違いです。 この例のように、カマキリとハリガネムシの行動からその要因を探る、さらには水面でないアスファルトの水平偏光がそうした行動の原因だと考える発想。 科学的かつ自由な発想で研究成果が出せたのは、まさに大学院での研究が、研究そのもの以外でも応用できる発想力やその実行力という「トランスファラブルスキル」として発揮できているといえるでしょう。 岡山大学など、トランスファラブルスキルを博士学生にしっかりと指導している例がありますが、アカデミックキャリア以外においてもおおいに活躍が期待できる、アピール事例だと思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 天野和利

    時事通信社・昆虫記者

    補足昨年もアスファルトの路上で車にひかれて死んでいるカマキリからハリガネムシが這い出しているのを見ました…続きを読む

コメンテータープロフィール

増沢隆太

「謝罪のプロ」こと危機管理コミュニケーション専門家

東北大学特任教授/人事コンサルタント/産業カウンセラー。コミュニケーション専門家として企業研修や大学講義を行う中、危機管理コミュニケーションの一環で解説した「謝罪」が注目され「謝罪のプロ」と命名されるが、実はコミュニケーションとキャリアデザインのWメジャーが専門。ハラスメント対策、就活、再就職支援など、あらゆる人事課題で、上場企業、巨大官庁から個店サービス業まで担当。理系学生キャリア指導の第一人者として、日本初の理系専用キャリアガイドを著わし、理系マイナビ他Webコンテンツも多数執筆。30代に会社を辞め、自費によるロンドン大学大学院留学でキャリアチェンジを果たしたリスキリング先駆者。

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