見解なんとも、羨ましい話です。日本は反スパイ法がないので、類似「犯罪」者の交換が成り立ちません。中国人は米国では捕まらないよう気をつけて行動せざるをえませんが、日本では圧倒的な自由を享受できます。不平等です。 中国の専門家と話していると、彼らは自分達は米国や西側諸国にいじめられているのだから、反スパイ法で情報工作者を拘束・逮捕するのは当然だ、しかも最近米国からの圧力はどんどん高まっている、といいます。しかし中国の情報部門が拘束するのは、米国人よりその周辺の「二番手」「三番手」の国籍者が圧倒的に多いのです(つまり、日本やカナダ、オーストラリア、最近は韓国も)。ほぼ腹いせに見えます。こうした国々の市民は、捕まるとなすすべがありません。しかし中国側は、緊張高まる今の国際関係でそれは当然のことだ、別に中国は悪くないと言い、話がまったく成り立ちません...。
コメンテータープロフィール
専門は現代中国の対外政策、国際関係論。東京大学総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。小倉高校在学中にアメリカに、東京大学教養学部在学中に中国に交換留学してサバイバル力を磨く。日本国際問題研究所研究員、エズラ・F・ヴォーゲル教授研究助手、早稲田大学講師などを経て現職。ハーバード大学イェンチン研究所協働研究学者、中国社会科学院・外交学院訪問学者などを歴任。単著に『中国の行動原理──国内潮流が決める国際関係』、『中国政治外交の転換点──改革開放と「独立自主の対外政策」』、共著に『中国外交史』、訳書にエズラ・F・ヴォーゲル『日中関係史』など。好きなものは国境。
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