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前田恒彦

前田恒彦認証済み

認証済み

元特捜部主任検事

報告

解説「ながら運転」など自転車による113種類の交通違反に適用される「青切符」、すなわち交通反則通告制度も新たに導入される予定です。16歳以上の違反者が対象ですが、自動車やオートバイと同じく反則金を納付させることで、前科が付くのを避けるとともに、迅速に処理を進めようという狙いがあります。 ただし、きょうから直ちに罰則の強化が適用される「ながら運転」「酒気帯び運転」と異なり、「青切符」の施行はことし5月24日の改正法公布から2年以内とされており、これから反則金の金額などが政令で定められることになります。あと約1年半の時間がありますが、引き続き安全運転に務めるとともに、改正の動向を注視しておく必要があるでしょう。 【参考】拙稿「きょうから自転車の『ながら運転』『酒気帯び運転』を厳罰化 何がどう変わる?」

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解スマホ見ながらなどのながら運転は事故をする確率も高くなり危険です。違法行為と言うだけでなく、自分や他…続きを読む

  • 佐藤みのり

    弁護士(佐藤みのり法律事務所代表)

    補足自転車の交通違反については、いわゆる「青切符」による取締りの導入も決まっています。青切符の導入を盛り…続きを読む

コメンテータープロフィール

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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