共同通信、生稲氏めぐり記事訂正 「参拝しておらず、誤った報道に」
朝日新聞デジタル
解説生稲晃子氏は2022年の参議院議員就任後、ただの一度も靖国神社に参拝していないと述べていたわけで、そもそも参拝を巡る報道が事実に反していたということになると、国会議員による靖国参拝の是非や韓国側の追悼式欠席とは全く別の問題として、少なくとも法的には生稲氏に対する名誉毀損にあたる重大な誤報ということになります。靖国参拝の有無により賛成・反対両派からの評価や見方が変わってくるのが現実だからです。 昨今の選挙などを契機として、SNS上の情報は信頼性が低い一方、オールドメディアはきちんとした裏取りをした上で記事にしているといった声も上がっていましたが、共同通信がこれだとSNSと何ら変わらないではないかといった話になりかねません。外交問題にも多大な影響を与えており、記者や直属の上司だけでなく、トップを含めた幹部の処分が必要ですし、誤報に至った経緯を検証した上で、何よりも再発防止が強く求められます。
1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。
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