補足外(米国)からは「日本側が儲かりすぎるのは良しとしない」と言われ、内(国内)からは「円安を是正すべき」といった悪い円安論が渦巻いている。こうした圧力・言動は、日銀の選択肢を狭めてしまうことにつながっています。つまり、アメリカからすれば、日本は「円安で儲けているのだから、少々、円高になる施策が必要だ」しかしイエレン氏からすると「為替介入は稀であるべき」…では求めている政策は何か?…利上げ。日本経済にとって利上げはまだ早いなどの懸念はあるが、米国の事情に合わせていくことも日本がとるスタンスになる。18日の参議院財務金融委員会で植田総裁は7月利上げの可能性に言及。ちなみに、国債買い入れ減少に関しては、米国でのテーパータラントム(かんしゃく)の歴史もあるためここで長期金利上昇に繫げたくない意図を感じる。
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コメンテータープロフィール
京都大学公共政策大学院 修士課程を修了。トレーダーとして法人の資産運用を担う。その後、フィスコのアナリスト、FUNDINNOで日本初のECFアナリストとして政策提言に関わる。フジテレビ、日経CNBC、プレジデント、ダイヤモンド、Forbes JAPAN、SPA!などで活動。■フジテレビLiveNEWSαレギュラー出演■ラジオ日経レギュラー番組■プレジデントオンラインの執筆記事は2020年の半年間で累計6000万PVを超え「日本一バズるアナリスト」と言われる。■書籍『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』 『株・投資ギガトレンド10』
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