補足今回の報告では、秋田県、岩手県、北海道などの北日本で感染者が多くなっております。次の流行はおそらくXECという変異ウイルスが主体になると予想されます。直近主流であるKP.3やXECに対しても、現在接種されているJN.1対応ワクチンで中和抗体価は十分達成されることが報告されています。高齢者などの定期接種対象者以外は、1万5,000円前後と自己負担額が高いのが難点です。
コメンテータープロフィール
国立病院機構近畿中央呼吸器センターの呼吸器内科医。「お医者さん」になることが小さい頃からの夢でした。難しい言葉を使わず、できるだけ分かりやすく説明することをモットーとしています。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医・代議員、日本感染症学会感染症専門医・指導医・評議員、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医・指導医・代議員、インフェクションコントロールドクター。※発信内容は個人のものであり、所属施設とは無関係です。
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