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久保田博幸

久保田博幸

認証済み

金融アナリスト

報告

見解イエレン財務長官の介入は「まれ」であるべき発言などからみて、日本政府による介入に対してはあまり良い印象を持ってなさそう。いまの米国にとっては「ドル高が国益」みたくなっている。大統領選の争点のひとつが物価高なので、ドル高はその抑制策ともなる。介入がしづらくなっているのではとの思惑が、今回の円安の動きの背景にあるとみている。介入ができないとなれば、日銀を動かさざるを得なくとなり、それで7日の首相と日銀総裁の会談となった可能性も高い。そうであれば近いうちに日銀が何らかの動きに出てくる可能性が出てきた。今日の10年国債入札結果が低調となっていたのも、それに対する警戒感があったためとみている。

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コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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