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久保田博幸

久保田博幸

認証済み

金融アナリスト

報告

見解債券は利回りが上昇すると価格は下落する。米国では物価上昇に対し、FRBが積極的な利上げを行ったことで、長期金利、つまり米10年債の利回りも上昇した。その結果、米国債の価格が大きく下落し。これによる損失が膨らんだようである。記事にもあるが、農林中金は2008年のリーマン・ショックでも有価証券関連の損失が膨らみ、巨額の損失を計上した。私が円債のディーラー時代(1986年から2000年あたりまで)も農林中金さんは積極的な売買を行っていた記憶がある。どうやらその積極性が裏目に出たということであろうか。

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コメンテータープロフィール

フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

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