見解「庭で遊ぶ子供の声が耳障りになったため…」と父親の声が述べられています。社会全体で、子どもの存在やその価値が大きく貶められていると感じます。近年の世帯動向のデータに、大きな変化が見受けられます。昭和の終わりには約半数の世帯には児童がいました。しかし近年の令和のデータでは、児童のいる世帯は全世帯の18%まで落ち込んでいます。子どものいる世帯は圧倒的にマイノリティーであり、社会の中での少数派となっています。 子どもの声や子どもに関わるトラブルが相次いで報道されたり、時には事件などになっています。以前は社会に当たり前に存在していた、子どものいる世帯が少なくなっていく中で、子どもを大切にする意識や、子どものことだからという許容的な雰囲気が本当に失われていきます。 現代の子どもと子育てを取り巻く一つのキーワードは「不寛容」であると感じています。もう少し子どもを大切にする社会にしたいです。
コメンテータープロフィール
大阪教育大学健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 (保育学) 教授。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。西宮市市役所初の男性保母として採用・市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」三人の男の子それぞれに育児休暇を取得。それらの体験を持ちに「父親の育児支援」研究を始める。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。NPOファザーリングジャパン顧問。各自治体の委員を務める。
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