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小菅努

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マーケットエッジ株式会社代表取締役/商品アナリスト

報告

解説金価格の高騰を受けて、世界各地で金の探索・採掘活動が活発化しています。その流れが日本にも波及し始めています。日本も各地に金の鉱床が存在していますが、採掘量の減少や採算性の悪化などで閉山が進み、現在だと商業ベースで操業しているのは菱刈鉱山のみです。しかし、従来だと採算が取れなかった金鉱山でも、現在だと採算が取れる可能性が高まっています。過去数十年にわたる探索・採掘技術向上によって、より効率的に金の生産が可能になった影響もあるでしょう。実際に、金鉱山では新たな資本投入で埋蔵量の引き上げが行われることは珍しくありません。日本のかつて操業していた金鉱山も、その例外ではない可能性があります。一方で、金に限らず鉱山は環境負荷の大きい事業です。海外企業が金採掘で恩恵を受ける一方、地元には環境破壊だけが残されるといった事例は珍しくありません。「ゴールドラッシュ」は良い事ばかりではないというのが実情です。

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コメンテータープロフィール

小菅努

マーケットエッジ株式会社代表取締役/商品アナリスト

1976年千葉県生まれ。筑波大学社会学類卒。商品先物会社の営業本部、ニューヨーク事務所駐在、調査部門責任者を経て、2016年にマーケットエッジ株式会社を設立、代表に就任。金融機関、商社、事業法人、メディア向けのレポート配信、講演、執筆などを行う。商品アナリスト。コモディティレポートの配信、寄稿、講演等のお問合せは、下記Official Siteより。

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