「つらい時は、自傷行為でやり過ごす」 仕事や育児をしながら… 大人になっても自傷を続ける女性たち
弁護士ドットコムニュース
提言「自傷行為はやめた方がいい」そう言われてやめられるものではありません。苦しくてどうしようもない、誰かにぶつけられる訳でもない、その気持ちを和らげるために、もがいてもがいて見つけた方法が自傷行為だったりするわけです。周りがやるべきことは、やめろということではなく、そもそも自傷行為をせざるを得ない理由となる不安を少しでも和らげること、そして、"自分なんて傷つけていい存在だ"と思ってしまっている当事者が、「自分を大事に思ってくれている人が周りにいる、それなら自分でも自分を少し大切にしてみよう」と思う環境を渡すことだと思います。その為には、まず自傷行為をしてる当事者も含め、ありのままを受け止めてあげること、あなたそのものを一緒に受け止めるよ。という姿勢をみせてあげることです。癖になってしまっている人も多く、なかなかすぐ解決出来るわけではないからこそ、まずは受け入れる。その姿勢をみせてあげてください
東邦大学医学部卒業。大学在学中に準ミス日本に輝いたことをきっかけにタレント業と平行しながら医師免許を取得。現在は、精神科医としてクリニックに勤務する傍ら、産業医として多くの企業の健康づくりに携わる。また、スポーツメンタルアドバイザーとして、トップアスリートに向けたアドバイスも行っている。