「つらい時は、自傷行為でやり過ごす」 仕事や育児をしながら… 大人になっても自傷を続ける女性たち
弁護士ドットコムニュース
補足自傷行為は、誰にもわからぬよう、自分だけで苦しみを和らげようとしてなされることが多く、子どもの自傷行為について、親や教師が気付くまでに時間がかかることが多いように思います。そして、やっと子どもの傷を見つけたときに、大人の側がさまざまな大きい反応を示すことで、自傷行為をする子どもが余計に心を閉ざしてしまうこともあります。一方、青少年の自傷行為が珍しいものでなくなってきた今、「このくらいはよくあることだから」と受け止め、適切な支援に結びつけることなく、見過ごされてしまう問題もあります。 自傷行為に関して、大人が理解を深め、心理の専門家などに早期につなげることが大切なのではないかと思います。それが未来の大人達の生きにくさを改善することにもつながるのではないでしょうか。
神奈川県出身。中学時代、友人の非行がきっかけで、少年事件に携わりたいとの思いから弁護士を志す。2012年3月、慶応義塾大学大学院法務研究科修了後、同年9月に司法試験に合格。2015年5月、佐藤みのり法律事務所開設。少年非行、いじめ、児童虐待に関する活動に参加し、いじめに関する第三者委員やいじめ防止授業の講師、日本弁護士連合会(日弁連)主催の小中高校生向け社会科見学講師を務めるなど、現代の子どもと触れ合いながら、子どもの問題に積極的に取り組む。弁護士活動の傍ら、ニュース番組の取材協力、執筆活動など幅広く活動。女子中高生の性の問題、学校現場で起こるさまざまな問題などにコメントしている。
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