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菊地慶剛

菊地慶剛認証済み

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スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

報告

見解クォリファイングオファー(QO)の提示額は毎年MLB全体で設定されるものなので、ヘルナンデス選手だけでなくブレグマン選手やソト選手も今季の年俸額を下回っており、決して珍しいケースではありません。またQOを受け入れ、1年契約で合意する選手もかなり少ないです。 QOを提示する真の目的は、記事内でも説明しているように、他チームが当該選手と契約する場合ドラフト指名権を失うことになるので、他チームへの流出を回避できる可能性が高くするためです。つまりQOを提示された選手は、チームが真剣に再契約を望んでいる選手だということを意味しています。 ドジャースとヘルナンデス選手は完全に相思相愛の関係なので、不測の事態が起こらない限り再契約で合意することになるかと思います。あくまで注目点は、年俸額以上に何年契約で決着するかです。コア選手だと考えられているのなら、最低でも3年以上になると考えています。

コメンテータープロフィール

菊地慶剛

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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